世界の果てまで / 新月のお祭り from India, Hisae

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様々な国の、日常の空気を感じられる日記です。
MOONSOAPとつながりのある方々に執筆をお願いしています。
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By Hisae
2004年よりキルギス、ラオス、インドなど民族文化が残る国を訪ね、現在はインド在住。インドの職人が作る草木染めのブロックプリント「アジュラック」布を使ったオリジナルブランドSANTULANを手がけてきました。布のこと、ヨーガのこと、丁寧な日々の暮らしを探求中。ブログ>>
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明後日19日はインドの太陰暦(ヒンドゥー歴)の七番目の月の初めの日にあたり、こちらでは新年を迎えます。イロドリミドリに、各家庭の家の壁一面が電球で装飾され、日に日にお祝いムードが増していってます。この行事は、『ディパワリ』と呼ばれ、毎年日にちが変わりますが、新月の日、というのは変わりません。

近所のインド人からは『新年のお祭り』としか聞かなかったけれど、地方、宗教間によって祝の意味が違うという話も。


一つは、ラーマ王が魔王のラーヴァナ(先々週、掲載した魔王の悪を払うお祭りと繋がってます。)を倒し、インド北部の古都に帰還したことを祝して。また、ある地域では、クリシュナ神がナラカシュラという悪魔を倒したことを祝して。それから、ビシュヌ神が悪魔を追放した事を祝して。など、北インド、南インド、西インドと祝の対象が違うよう。とにもかくにも『光が闇に勝つ』という神話がその始まりなんだとかで、やはり、光を灯し明るい未来を祝う祭りでありそして新年、という事です。別名『光の祭り』とも言われるのは、この由縁なんでしょう。

我が家では、灯りの装飾はないものの、ディパワリギフトを準備。毎日、お世話になっているドライバーさん、メイドさんにコックさん、ガードマンへ、感謝の気持ちをこめて。
お互いの幸運と明るい一年を祈って。
Happy Diwali.

富と幸福の女神『ラクシュミー』が舞い降りて来ますように。

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